JIFFAの最新ニュースをお届けします。
12.06.04東京都が京浜港内コンテナバージ輸送で補助制度
東京都港湾局は5月31日、コンテナ輸送用はしけ(コンテナバージ)による横持ち輸送に対する補助制度を実施すると発表した。京浜港内でコンテナバージによる横持ち輸送を依頼する事業者(船社など)を補助対象者として7月1日(日)から13年3月31日(日)の間に輸送される海上コンテナ貨物(実入り・空別)で、東京都が定める取扱基準量と比較した増加分を補助の対象にする。
補助金額は1FEU(40'コンテナ)当たりで実入り貨物(東京港で直接、本船への揚げ積みを行うもの)が2,000円、空コンテナは1,000円とし、補助金額の上限は1申請者当たり300万円と設定している。
京浜港では東京港、川崎港、横浜港の主要港湾施設が半径20km以内に近接するなか、3港間で多くのコンテナ貨物の横持ち輸送が発生しており、利用者にとって追加の費用負担が生じるほか、コンテナの陸送でのターミナル周辺や道路の交通渋滞を引き起こすなどの弊害が生じている。東京港ではこれら京浜港内での横持ち輸送で船舶の大量輸送による輸送効率の向上を目指してコンテナバージによる横持ち輸送の補助制度を始めることにした。