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12.06.15日露投資フォーラムで経産相がTSRの物流改善要求
経済産業省は12日、さきにロシアのカザン市で開いた第5回日露投資フォーラムの結果を発表した。枝野経済産業相が基調講演し、商社も「トレードから投資へ」軸足を移すなどで日露間の投資が拡大するなかで日本の民間企業が抱いている具体的な投資環境に関する懸念を指摘し、汚職対策/物流にも関連する行政手続きの迅速化や簡素化/公共インフラ整備の進展への期待を述べた。
席上、枝野経産相は民間企業が抱える具体的な懸案の解決へ要求すべき点として物流面でロシア鉄道がシベリア鉄道輸送に関して鉄道料金とは別に数年前から輸送上の安全を名目に“Convoy Fee”(護衛料金)を徴収し、これがTSR利用のコスト面でマイナスに影響していることを事例にあげ、その撤廃含みでサービスやインフラの改善を求めたのに対しロシア側は前向きに検討する意思を示したという。